こんにちは。
シュウです。
夫婦で、毎朝のコーヒーが日課です。
豆を挽いてプランジャーで淹れています。
ちょっと前までは、普通にスーパーで売られているプランジャー用に挽かれた豆を使っていたのですが、
今では焙煎されたコーヒー豆を買って、淹れる直前に挽くようになりました。
もともとはインスタントコーヒーでもいいかな、ぐらいの、そんなにコーヒーにこだわりがあるわけではないほうだったのですが、
友人より頂いたWhole Beanを挽いて飲んでみたところ、それまでの挽かれた豆で淹れていたのとは全く違う味わいに衝撃を受け、
それ以来、豆を挽くところからするようになりました。
ニュージーランドのコーヒーの歴史
今ではニュージーランドでのコーヒーはとても一般的で人気のある飲み物になっていますが、実は、1980年代に入るまでそんなに一般的な飲み物ではなかったようです。
ヨーロッパからの移民により14世紀にはニュージーランドにコーヒーが入って来てはいたものの、やはり紅茶文化が根強く一般には嗜まれてはいませんでした。
第二次世界大戦時にアメリカ兵やヨーロッパからの移民たちによってコーヒーの飲用習慣が入って来たことでニュージーランドでもコーヒーが好まれるようになり、1950年代にはエスプレッソマシーンも登場し一大ブームとなったようです。
が、しかし、そのブームは長くはづつかず1960年代には廃れてしまい、1980年代になるまでその人気復活は待つことになるのでした。
1980年代に入ると再びエスプレッソマシーン導入のブームが訪れ、それが現在のコーヒー人気につながっているのです。
ニュージーランドでのインスタントコーヒー
コーヒーの絶大な人気が出るのは1980年代に入ってからですが、実は、ニュージーランドでのインスタントコーヒーの歴史は古く、1889年にインバカーギルのデイビット・ストラングが「可溶性コーヒー粉末」の特許を取得し、Strang’s Coffeeとして販売しています。これは市販品としては世界初のインスタントコーヒーだそうです。
ニュージーランド人がインスタントコーヒーの最初の特許を取っていたなんて知りませんでした。
世界企業のネスレは1958年にニュージーランドへのインスタントコーヒー輸出・販売を開始し、1962年にはオークランドにインスタントコーヒー製造工場を設立しています。
そして驚くことに、現在、ニュージーランドで消費されるコーヒーの約70%はインスタントコーヒーであり、国民1人当たりのインスタントコーヒーの消費量は世界1位なのだそうです。
注)インスタントコーヒーに限定すると、です。コーヒー全体にすると、世界1位はフィンランドで国民1人当たりの消費量は9.6㎏! 2位はノルウェーで7.2㎏。北欧はコーヒーで暖を取るかんじなんでしょうかね。因みに日本は1.5㎏で43位、ニュージーランドは1.3㎏で47位でした。
ニュージーランド人の地元愛
コーヒーがこれだけ人気になると、やはり世界展開をするチェーン店が黙っていませんよね。(笑)
スターバックスなどの世界企業がニュージーランドでも事業を展開しています。もちろんこの手の大手チェーン店も人気ではありますが、しかしながら、多くのニュージーランド人たちはローカルのカフェに行くことを好んでいるようですし、また、ニュージーランドのコーヒーが飲めるカフェが世界で増えているんだそうです。
日本にもニュージーランドのコーヒーが飲めるカフェがいくつもありますもんね。
フラットホワイトの起源
ニュージーランドで人気のコーヒーと言えば、エスプレッソの上にスチームされたミルクをたっぷり入れた「フラットホワイト」ですが、実はこのコーヒーの発祥ははっきりしていないのです。
というか、オーストラリアとニュージーランドとで、「自分たちが先だ論争」が展開されている模様。(笑)
オーストラリアの主張:
アラン・プレストンが1985年にシドニーのムーアズ・エスプレッソ・バーで開発した!
ニュージーランドの主張:
1989年にウェリントンのカフェ・ボデガのバリスタ、フランク・マキネスによって発明された!
ということのようです。
何かと競い合うオーストラリアとニュージーランド。まさかフラットホワイトの起源まで争っていたとは。
どちらが先なのかは置いておいて、オーストラリアとニュージーランドとでは、ベースとなるコーヒーに違いがあるそうです。
ニュージーランドとオーストラリアのコーヒーの違い
ニュージーランドではベースとなるコーヒーはエスプレッソショットですが、お隣のオーストラリアでは、エスプレッソよりも抽出時間の短いリストショットを使うそうです。
リストショットの方が苦みが少なく旨味を強く感じるそうですが、抽出時間が短いため豆の良さを十分には引き出せない、とか。
エスプレッソショットは、リストショットに比べ抽出時間が長い分、苦みも増えますが、その他の成分も多くなるため、コーヒー豆の良さをより多く享受できる、とか。
まぁ、この情報はニュージーランドのコーヒーの良さについて書かれたサイトからの情報なのでだいぶニュージーランドを上げていると思いますけどね。(笑)
コーヒーの種類
ひと言でコーヒーと言っても、ニュージーランドにはたくさんの種類があります。
先ほど出てきた最も一般的なのが、エスプレッソにスチームしたミルクを入れた「フラットホワイト」、エスプレッソとスチームミルクの上に更に泡立てたミルクを載せたのが「ラテ」、その上にチョコレートパウダーを散らしたのが「カプチーノ」。。。。
もう沢山種類があって書ききれませんが、わかりやすい画像を見つけたので参考にしてください。
これを見るまで、ただ何となく味が違う程度にしか認識していませんでしたが、これからはしっかりと違いを感じながら飲みたいと思いました。
自宅でも美味しいコーヒーが飲みたい
先にお伝えした通り、僕は依然はプランジャー用に挽かれた豆を使っていたのですが、淹れる度に豆を挽いた方が断然美味しい、ということがわかり、コーヒーミルの購入を検討し始めました。
え?
ミルを持ってなかったの?
ってなりますよね。どうやって豆を挽いたのか?と。
ええ、日本人なら持ってるでしょ?すり鉢。
すり鉢で押したり擦ったりして適当につぶしたんです。(笑)
ニッポンの発明品、すり鉢。
様々な用途に使えて便利です。
とは言っても、毎日のコーヒー豆を挽くのには向かないですよね。
ということで、妻と話して、コーヒーミルを買おうということになりました。
どのタイプのコーヒーミルにするか
コーヒー好きな友人より、コーヒーミルはこういうブレードタイプより
臼タイプ(コニカルカッタータイプ、英語ではConical Burr)の方が美味しいらしい
という情報は仕入れていたので、商品検討にあたってはブレードタイプは除外しました。
で、見つけたのがコチラ。
こういうタイプのコーヒーミルに憧れがあって、Trade Meというオークションサイトで見つけました。
調べてみると、イギリスのBaldwin Son &Coという会社が製造したものと判明。
しかも、少なくとも100年以上前の製品という本物のアンティーク品ということも分かり、早速購入!
直ぐに配達されてきました。
見た目はとてもいい感じ。作りもしっかりしていて、これは買ってよかったね!となりました。
なったんですが、問題発生。
古い物なので直ぐに使えるような状態ではなく、分解清掃、というかレストアが必要ということ。
レストアが完全に出来たとしても、アンティーク過ぎて使うのがもったいないこと。
これらの2点から、このコーヒーミルは部屋のインテリアにしようということになりました。
豆を挽いてコーヒーを飲むぞ計画は振り出しに戻ってしまいました。
こういうアンティーク風だけど新しい製品は好きになれないので、別タイプを探すことに。
次に検討したのはコチラ。
引き続き、手で挽く方式でデザインがモダン。
しかも安いし。
Aliexpressで送料入れても18ドル程度。
これなら良いかもね~、なんて夫婦で話していたのですが、
前出のコーヒー好きな友人にこの案を話したところ、手で挽くのは実は結構大変だよ、とありがたい助言を頂きました。
買って良かった電動ミル
友人の助言により、またしても購入候補が無くなってしまった僕達。。。
手で挽くのが大変なら電動はどうだ!?
ということで検索してみたところ、
Aliexpressにあるではないですか!
しかしピンキリ。。。
あんまり高いのはちょっと。。。だけど、安いのですぐ壊れるのも嫌だし。。。
などとウジウジしていましたが、
えーいままよ!取り敢えず安いの試してみて、すぐ壊れるようなら買い替えれば良いじゃないか!
という結論に達し、デザイン的にもありだったこちらを購入。
挽き具合も調整できて、USB-Cで充電できる優れもの。
しかも送料入れても25ドル程度!
これなら買いでしょ!ということで注文しました。
3週間ほどかかりましたが無事に到着。
早速コーヒー豆を挽いて飲んでみました。
率直に、美味しい!
やはり挽くところからした方が風味もよくていいですね。
実際に挽いている動画
ゴリゴリ挽かれて落ちてくる様が楽しくてついつい見ちゃいますね。
またまた前出の友人にこの製品ことを話したところ、早速購入する!と。(笑)
友人のところには10日程度で到着したようです。
後日、ブレードタイプのミルで挽いたときより雑味が少なくてイイね!と話が盛り上がりました。
コーヒー豆は挽いたときから酸化が進み風味がなくなっていくのだとか。
確かに、以前の挽いた豆で淹れていた時よりも、今の挽きたてで淹れるコーヒーの方が断然美味しいんですよね。
もしかしたら挽きたてバイアスがかかっているかもしれませんが、それでも美味しいと思えるならその方が良いですよね。(笑)
ってことで、コーヒー好きな皆さんには自宅で挽くコーヒーをお勧めします。
Enjoy Coffee Life!
最後までお読みいただきありがとうございました!