牧場の日常

仔牛たちとのスキンシップ

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こんにちは。

シュウです。

11月も終わりに近づき、世の中がクリスマスホリデーにワクワクしてきているニュージーランドから今日もお伝えいたします。(笑)

僕がニュージーランドに来た20年前はクリスマスセールなんてやってなかったけど、
今はクリスマスセールどころか、プレクリスマスセールなんてものまでやってます。

もうそれが定価なんじゃ??というぐらい。(笑)

今でこそ週末もお店は開いてるし、年末年始もほぼ営業してますが、
これも当時はクリスマス前から1月中旬までガッツリお休みってのが普通でした。

スーパーやガソリンスタンドみたいな生活必需品のお店は開いてるんですが、レストランとか雑貨屋さんとか個人経営のお店は普通にお休みでしたね。

オークランドのクイーンストリートという目抜き通りも例に漏れず、ゴーストタウンのように全てのお店が休業。歩いている人と言えば、ツアー日程が週末に当たっちゃった日本人が手持無沙汰で歩いているのが定番でした。

それが今ではクリスマス当日は休業しなくてはいけない決まりなので休みですが、それ以外はどこも営業してます。利用する側としては便利なんですけど、その陰で休日出勤している人たちがたくさんいるんだなぁと。。。いいんだかわるいんだか、複雑な気持ちになります。

はてさて、なんだか話がとっ散らかってきたので本題に入りましょう。

8月の終わりぐらいから仔牛の生まれる季節なわけですが、そろそろその出産ラッシュ(?)も終わりです。

出産が終わると、つぎなる妊娠のために雄と一緒にして種付けに入るわけですが、その前にやらなくてはいけないことがあります。

それは仔牛たちに識別タグを付けることです。

耳にね、グサッと。ピアスのように付けるわけです。

痛そうなんですが、これも決まりなので仕方ありません。
ニュージーランドでは家畜が生まれたら、ICタグを付けることが義務化されており、それによって牛の生まれた場所から育った場所、解体された場所を管理しているのです。

耳タグと同時に、雄たちには去勢リングを付けます。

玉袋の付け根に小さなゴムの輪をつけることで睾丸を壊死させる仕組みです。
日本だと、去勢は手術のようなことをするようですが(本で読んだだけなので実際がそうなのかはわかりませんが。。)牛への負担も少ないし、便利な方法だと思います。

ただ、ゴム輪はとても小さく硬いので、器具を使ってもそんなに大きくは開いてくれません。
その小さなゴム輪に牛のキン●マを通すわけですから、揉みしだくようにグリグリする必要があるんです。

この時が最初で最後の仔牛たちとの密なスキンシップ。

タマをグリグリされるんですから、彼らも嫌がりますよ。
中には暴れる子もいたりして、折角通したタマがそれで抜けちゃったりすると最初からやり直しに。。。

蹴りを繰り出してくる子もいますね。後ろから作業しているので、その蹴りは漏れなく頂きます。かなり痛いんですよ。なので、当たっても蹴りの威力が極力小さくなるように、グッと身体を密着させて作業をするわけです。

仔牛用のクラッシュ(牛の身体を抑える器具)が欲しい。。。

今はちょっと狭いスペースに何頭か押し込んでなるべく動かないようにしてからの作業です。

こんな感じ。

余談ですが、身体の大きな仔牛のキン●マが大きいのは想像がつくと思いますが、身体の小さなやつも意外と大きいタマを持っていたりします。見かけによらないなぁ、と感心したり。(笑)

作業が終わったらお母さん牛の元に返します。匂いとか鳴き声とかでわかるんでしょう。ちゃんと自分の母のところに戻っていくんですよね。

母子を一緒にしたら、また草の沢山あるパドックに連れて行き、あとはのんびりしてもらいます。

大きくなれよ~

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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ニュージーランドで牧場暮らし