こんにちは。
シュウです。
ニュージーランドの牧場と言えば牧羊犬。
英語で言うと「Sheep Dog」です。
ですが、これは羊用に限った表現。
牛にも使いますので、一般的には「Working Dog」と呼びます。
つまりは、肉牛牧場のウチにいるのは、
ペットです。(笑)
通常のWorking Dogは、犬笛や声による命令にそって動くようにトレーニングされています。
我が家のワンコたちはなんのトレーニングもされていないのでペットですね。
それならトレーニングすれば良いじゃない?と思うでしょ?
一般的に、犬のトレーニングは飼い主が行います。人によって命令方法やコマンドが違うからです。また複数の犬を使う場合も、犬によってコマンドが違います。それをそれぞれ、飼い主が犬に教え込むわけです。
犬笛を吹きながらあるいは言葉を発しながら、右にやったり左にやったり。前に進めたり後ろに下げたり。地道なトレーニングです。
僕、実は犬笛が吹けません。どうやっても音が出ない。何度も練習したんですが、どうにも音を出すことができず諦めました。
というわけで、我が家のワンコたちはノートレーニングなのです。
ペットな彼ら。
でも、僕の牧場仕事にはついてきます。そして、トレーニングもしていないのに、僕が牛を進めたい方向へと、牛を追いやってくれます。
彼らは本当に頭がいい。大事な同僚です。
彼らのおかげで僕のやることが随分と減っていますからね。
昔、観光牧場を訪れた時に、そこの牧場主がこう言っていました。
「いいワーキングドッグを持っているファーマーは太っている」
犬がアレコレやってくれるので、ファーマーは動かずに済み太ってしまう、ということだそうです。ま、観光客相手の鉄板ジョークのようですけど。
この様に、牧羊犬はとても頭がいいのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。