永住権への道

永住権への道 第4話:踏んだり蹴ったり。トラブルの波状攻撃

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こんにちは。

シュウです。

 

2021年、明けましておめでとうございます。(遅い)

 

いや~、時間が過ぎるのって本当に早いですよね。。。

時間をゆっくり過ごしたいあなたにお勧めの映画がコレ。

加山雄三主演の若大将シリーズ第14作です。

あの若大将がニュージーランドに来ていたなんて知りませんでした。

 

1969年公開の作品で、オーストラリアとニュージーランドとで撮影されたそうです。

この年代の作品ですが、DVD化されているしAmazon Primeでも見れるようです。流石、若大将!

 

さて、若大将はスーパースターですから、撮影時にレンタカーのトラブルには巻き込まれなかったと思いますが、スーパー庶民の僕には容赦なくトラブルの雨が降り注ぎました。

トラブルの波状攻撃!?

ワナカの親切な人たちに助けられ

無事にガス欠を切り抜けた僕たちは、一路、クイーンズタウンへ向かいました。

 

ニュージーランドの郊外の道路はオープンロードと言って、制限速度は時速100㎞。

 

高速道路とは違うので、中央分離帯なんてものはありません。あるのは通常の道路と同様の中央線のみ。

この道路で、時速100kmで大型トラックや大型バスなどとすれ違うのだから、慣れないうちはドキドキもんです。

 

そんなドキドキと何度かすれ違い、間もなくクイーンズタウンという標識が出た頃でしょうか。

突然、車の下から、ゴキッっといやーな音が聞こえました。

 

ビックリ!

えっ??

何?今の音??

 

友人と顔を見合わせます。

 

 

でも、その音がしてからも車は別段変わりなく走れていたので、とりあえずクイーンズタウンに辿り着くべく、そのまま走り続けました。

 

 

ものの数分で本日の目的地・クイーンズタウンに入り、道路の制限速度は50㎞/hに。

 

減速しようとクラッチペダルを踏みシフトレバーを動かそうとしましたが。。。。

 

 

 

動かない。。。。

 

 

4速(古い車なので4速までしかない)に入ったまま、ギアが抜けません。

クラッチペダルは踏めるので、ギアボックス内のトラブルと推測し、半クラッチを多用しながらなんとか市内中心部で駐車しました。

 

 

いや~、参った。。。

 

 

レンタカー屋さんに電話して事情を説明する必要があることは分かりますが、この時の僕の英語力は中学生以下。状況を上手く伝えられる自信はありません。

英語に不慣れな方は容易に想像つくと思いますが、英語に自信がない場合、実際に顔を合わせての会話より、電話での会話は何倍も心の難易度が上がりますよね。

 

しかし、このまま一晩寝たところで車は直らないし、クライストチャーチのレンタカー屋さんに戻るわけにもいかないしで、意を決して公衆電話(1999年当時、NZでは携帯電話はまだ一般的ではなかった)からレンタカー屋さんに電話しました。

 

 

僕の無いに等しい英語力で何とか事情を伝え、何とか聞き取ったのは、

 

 

私(レンタカー屋のおやじ)は今、休暇中で対応はしない。 ← え??

近くに修理工場があれば、そこに持っていけ ← 見当たりません

じゃあ、コール アイアイ! ← ウキッ??お猿さん??

 

 

アイアイってなんだ~~!!

 

 

以上で電話を切られてしまったので、少ない情報から解決策を導き出さねばなりません。

 

 

アイアイの意味は、結局その時は分からず。道を歩いていた人に近くの修理工場を教えてもらいました。

 

幸い、数分で行ける距離のところだったので、また半クラッチを多用しながら修理工場へ車を移動させました。

 

 

修理屋さんのメカニックのおっちゃんに事情を説明すると、

 

 

レンタカーは勝手には直せない。まずはオーナーと話をしないといけない。

 

 

と言うではないですか。

まぁ、それも分かるけど、オーナーは休暇中だからな~

電話通じるかな。。。??

 

 

一抹の不安を覚えながらも、レンタカー屋さんの電話番号を伝え、僕らはこの日の宿を探しにその場を後にしました。

 

 

クイーンズタウンの街中を歩いて観光しつつ、街中の便利な場所に本日のお宿を確保。

お昼を済ませてから、確認のために修理工場に戻りました。

 

 

修理屋のおっちゃんは、僕の顔を見るなり、

 

まだ連絡が取れてないよ!

 

と。。。

 

 

 

やっぱり。。。。

 

 

じゃ、また来ます。

 

 

と言ってブラブラ市内観光へ。

 

 

 

と言っても足もないのでそう遠くへは行けず、

ホントに街中を宛てもなく歩いては座って休んで、、、

修理工場を覗きに行って、まだ連絡取れてない。の繰り返し。

 

その何度か目です。

 

 

修理屋のおっさんがキレました。。。

キレてる男性

 

 

Fワード連発で、

 

連絡取れてね~っつってんだろうが~!!!

 

 

みたいな。。。

 

 

まぁ、僕も頻繁に行きすぎましたしね。。。

仕事の邪魔をしてしまって申し訳ないと。。。

 

待てば海路の日和あり?

これ以上へそ曲げられて、もう直さん!なんてことになったら困るので、この日は退散しました。

 

翌日行ってみると、メカニックのおっちゃんの機嫌も直ってて、レンタカー屋のオーナーとも連絡取れたようで、

 

 

直せることになったよ!

修理工

 

と。

早速部品も注文してくれたとのこと、でも、その部品が届くのが2日後だそうで。。。

早くても納車は3日後になると言われました。。。

 

そういわれた僕は、ちょっとドキドキ。

 

というのも実は、一緒に来ている友人の帰国便が4日後に迫っていたのです。

帰国便はクライストチャーチ発なので、おっちゃんの言ううとおりの期日で直れば帰国便の前日にはクライストチャーチ入り出来るのですが、もし何らかの事情で納車期日が遅れたら友人は帰国便に乗れないことになる、、という綱渡り状態に。

 

ただでさえ折角のニュージーランド旅行が車の故障で足止めになってしまった友人に対し、僕は申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、気のいい友人は、

 

いいよいいよ。

こういうのもまた旅行の醍醐味だ。

 

と。

優しい友人の言葉に救われました。。

 

 

 

三日後、期日通り無事にレンタカーが直ったので一路クライストチャーチへ出発。

 

その日の夕方にはクライストチャーチ市内のモーテルにチェックイン出来て、翌日の朝の便で友人は帰って行ったのでした。

 

 

トラブルしかなかった友人とのニュージーランド旅行。。。

こんなんで良かったんだろうか。。。

しょうがないクラゲ

 

 

僕のニュージーランドライフはトラブル旅行から始まったのでした。。

 

 

はてさて、僕のこれからはどんなことになっていくのか。

乞うご期待!?

 

 

追記

アイアイ、とは、AA(日本でいうJAF)のことでした。発音が訛りすぎてて分からなかったよ。。。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

続きは、移住回顧録 第5話:本格的なNZ生活スタート!です。

 

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