永住権への道

永住権への道 第3話:雨の中でのヒッチハイク

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こんにちは。

シュウです。

 

夏時間も始まった10月のニュージーランド、もう毎日がポカポカ暖かく、夏はもうすぐ!

 

。。。。。

 

ウソです。
当牧場のある町・ダニバークは、晴れれば暖かいのですがひとたび雨が降ると冬に逆戻り。

雨の降る今日の最高気温は9度だそうですよ。。。
なんてこったい。。。

 

ってことで、もう使わないかと思っていた暖炉に火を入れております。

暖炉

スゴイ姿勢で暖を取る猫。。

 

直火の暖炉は見ているだけでもいいものですね。

ただ、薪の準備が面倒くさい。。

 

我が家は敷地内の倒木を切って薪にしています。大体、毎年何本か風雨で倒れるんですよ。

資源の有効活用ですね。

 

日本だと薪はどうしてるんだろうと思って検索してみると、なんとAmazonで薪が買えるんですね。なんでも揃うAmazon。凄いです。

 

さてさて、そんな感じで今日は外は大雨なので、牧場仕事はお休み。

書きかけの「ニュージーランド永住権への道」を書き進めたいと思います。

 

想定外のレンタカーの故障

クライストチャーチで、見た目もボロボロ、中もボロボロのレンタカーを借りた僕と友人。

 

ま、安全に走れればどんな車でもオッケーと、海外旅行の解放感もあって呑気にワナカへ向けて出発したのでした。

 

出発してすぐ、燃料計を確認すると、メーターの針は真ん中あたりを指しています。

 

普通、満タン貸しじゃない??

こりゃ給油しておいた方がいいね。

 

なんて友人と話しながら、ガソリンスタンドへ。

 

ニュージーランドのガソリンスタンドは基本セルフサービスなので、自分で給油です。
学生時代にガソリンスタンドでバイトしていたので、特に作法に困ることもなく、難なくクリアー。

ガソリンスタンドの店員

 

しっかり給油口ギリギリまでガソリンを入れたのですが、なんと燃料計は微動だにせず、最初のまま、半分辺りを指しています。

 

ありゃりゃ、こりゃメーターが壊れとるな、と。

 

でも、針は真ん中を指してるのだからガソリンが減ればさがっていくでしょ、と、またまた楽観的に捉えてそのまま出発。

 

クライストチャーチからワナカは400㎞強の道のりです。

天気も良く、道中、楽しく会話しながら順調に道を進んでいきます。

 

途中、良き羊飼いの教会でも有名なテカポ湖で休憩しました。


ここはエメラルドグリーンの湖と、その湖畔の小さな教会がとてもマッチしていて、本当に美しい景色なのです。

 

ニュージーランドらしい景色を堪能してから、お次はマウントクックへ向かいます。

テカポから車で1時間ほどでマウントクックの麓(?)に到着。そこには立派なホテルがあり、レストランも併設されていました。

丁度、お昼時だったので、このレストランででランチを食べようと店内へ。
中は大勢の日本人でごった返していました。どうやら日本団体ツアーのお客さんたちのランチタイムだったようです。

 

僕達は、店の隅っこのテーブルにつき、バッフェ(ビュッフェ)ランチを頂きました。

お腹もいっぱいになって満足した僕たちは、さぁ、次はワナカまでノンストップだ!と勢いづいて出発!すっかりマウントクックを見るのを忘れていることも気づかずに。(笑)

 

その後の道中も、車内は楽しい会話や景色の美しさで盛り上がっていました。

そんな楽しい時間を過ごす二人に災難が降りかかったのは、ワナカまで2㎞という標識を越えた辺りでした。

 

初めてのヒッチハイク

順調に走っていた車でしたが、ゴッゴッと、エンジンが息つく感じになったのです。

ヤバい!これはガス欠の症状だ!
日本でガス欠したことがあるのですぐにわかりました。(笑)

あと2㎞!

どこまで持つか???
ワナカまで持ってくれ~!!

という願いも虚しく、100mほど進んだところでエンジン停止。。。

と同時に小雨も降り始めました。。

 

あと2㎞ぐらいだから、俺、歩いてガソリン買ってくるよ!

と、友人を車に残して僕は歩きはじめたのです、が、目の前には登り坂。これ歩いて登るのかと思うと、雨も降っているせいもあって絶望感でいっぱいになりました。。。

 

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。
20mぐらい歩いたところで後ろから車が!

僕は満面の笑みで親指を立て、盛大に乗せてくれアピールをしたのは言うまでもありません。

幸いその車は止まってくれたので、ガス欠したこととワナカまで乗せていって欲しいということをたどたどしい英語で伝えると、快く受け入れてくれました。

 

ものの数分でワナカ到着。親切な運転手さんにお礼を言って、ガソリンスタンドへ行きました。

 

ガソリンスタンドの店員さんに、2㎞先でガス欠してしまったのでガソリンが必要であること、そして携行缶も貸して欲しいことを何とか伝え、無事ガソリンを買えました。

この時の僕の英語力は中学生以下でしたがよく頑張りました。(笑)

 

が、次なる難題。

 

どうやって友人の待つ車まで戻るか。

 

ガソリンスタンドの店員さんに連れて行ってもらえないか頼んだものの、店番が一人しかいないからという理由で断られてしまいました。

 

むう。。。歩くしかないのか。。。
と思い、歩きはじめたら、またしても後ろから車が!

もちろん、ヒッチハイク作戦第二弾発動です。(笑)

 

ラッキーなことに、この車もすぐ止まってくれて、自分の行き先とは違うのに、わざわざ僕たちの車のところまで送ってくれたのでした。なんて良い人!

 

借りた車は良くなかったけど、会う人たちは皆良い人たちばかりで本当に助かりました。

 

無事にエンジンを再始動出来た僕たちは、まずは先ほど携行缶を借りたガソリンスタンドへ向かい、ガソリンを満タンに。店員さんには丁寧にお礼を伝え携行缶も返しました。

 

こういうトラブルも旅にはつきものさ!燃料計は完全に壊れているみたいだから、次からはまめに給油しような!なんて笑い話にして、その日はワナカに宿泊しました。

 

翌日は、ワナカを出てクイーンズタウンへ移動です。

 

燃料計の故障でガソリン残量には十分気を付けなければいけないと分かった僕たちには、もう心配することなんかありません。ちゃんとエンジンオイルも注ぎ足して、いざ、クイーンズタウンへ!!

 

そんな僕たちをさらなる試練が襲うのでした。。。
いやホント勘弁してほしかった。あの時は本当に参りました。。。

 

どんな試練が起きたのか??
乞うご期待!!(?)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

続きは、移住回顧録 第4話:踏んだり蹴ったり。トラブルの波状攻撃です。