こんにちは
シュウです。
2022年9月、イギリス女王エリザベス二世崩御に伴い、即日即位した国王チャールズ三世。
英国王室のサイトより
長らくチャールズ皇太子と呼ばれてましたね。このまま国王に成れないのでは。。。と危惧してしまうぐらいエリザベス女王が長生きしましたから。チャールズ国王の代が回ってきて本当によかったと思います。
国王の肖像が入ったコインの発行
この度、その国王チャールズ三世の肖像が入った硬貨のデザインが決まり、製造発行されることがニュージーランド準備銀行(RBNZ)から発表されました。
とはいっても、今回発行が決まったのは10セント硬貨。
デザインが変更されるのは国王の肖像画のある面のみで、反対側のマオリのコルルが描かれている方は引き続き同じデザインとなります。
通常、新コインの鋳造開始から市場に出回るまでに2年ほどかかるそうで、一般市民が手に出来るのは2027年あたりのようです。
また、その他の20セント、50セント、1ドル及び2ドルコインの鋳造開始は2027年ごろを予定しているそうです。
ニュージーランドの貨幣は外国産
今回知ったのですが、実はニュージーランドは自国通貨の製造ライン(?)を持っておらず、コインの鋳造や紙幣の印刷は外国の造幣局に依頼しているんだとか。
今回の新コインはカナダ王立造幣局が製造します。
今回の新コイン発行に伴う旧コインの扱い
今現在、RBNZは旧コインの回収等は行わないと発表しています。新コインの流通に従い、少しずつ入れ替えていく感じになるんでしょうね。
ニュージーランドにお住いの皆さんは、今しばらくエリザベス女王の貨幣をお楽しみいただけます。
コインのデザイン
今回の新コインは英国王立造幣局のデザイナー、ダン・ソーンによって描かれました。
国王のこれまでの功績などを研究し、国王の人格を真に反映するよう何度も描き直したんだそうです。貨幣の肖像画にそんな努力があったなんて思いもしませんでした。
コインデザインにおいては、国王の肖像画は前君主とは逆を向く、という伝統があるそうで、今回のデザインもその伝統に倣ったものになっています。
コイン一つとはいえ、掘り下げるといろんな物語があるんですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。