こんにちは。
シュウです。
9月8日(ニュージーランド時間では9月9日)に始まったラグビーワールドカップ2023。
昨日で全てのチームのプール戦第1試合が終了しました。
プール戦 第1試合の結果
フランス対ニュージーランド
大会第1試合でビッグカードだったフランス対ニュージーランド。
出だしはニュージーランドのトライで始まり幸先が良さそうに見えましたが、多数のペナルティキックをフランスに与えてしまい、結果は27対13とフランスの圧勝でした。。。
過去のワールドカップ全てを含めて、ニュージーランドがプール戦で負けたのは初めてのことだそうです。
大会前の対南アフリカ戦での記録的な低得点での敗戦もありますから、監督のイアン・フォスターには一日も早い退陣をお願いしたいところですね。
前大会後に当時の監督だったスティーブ・ハンセンが監督を退くことになった時、次期監督がイアン・フォスターでは絶対に勝てないと世論で言われていましたが、政治の力が強く働いたのか、助監督だったフォスターがそのまま繰り上がり監督に就任しました。
その後のオールブラックスは酷い状態で、次々に試合に負け、今では世界ランク4位まで落ちています。。。
いかんいかん。あまりのオールブラックスの不甲斐なさに恨み節が。。。
ニュージーランドの次戦は9月16日のナミビア戦。ここでいいプレーをして、悪い流れを断ち切って欲しいものです。
それではその他の注目カードの結果を見ていきましょう。
イングランド対アルゼンチン
こちらはイングランドの圧勝でしたね。アルゼンチンも素晴らしいプレーでイングランドにトライを許しませんでしたが、イングランドもトライを取れないと見るや、ドロップゴールを次々と決め得点差を広げる戦法に。これにペナルティゴールも加わって、結果は27対10とイングランドが先に1勝をあげました。
南アフリカ対スコットランド
こちらも接戦を期待しましたが、世界ランク2位で大会ディフェンディングチャンピオンである南アフリカが同5位のスコットランドを完全に封じ込めて18対3で勝利しています。
その他の試合結果
その他のカードの結果は以下の通りで、どのチームも順当に勝利を納め、第2試合に向けて勢いをつけた、というところでしょう。
イタリア 52対8 ナミビア
アイルランド 82対8 ルーマニア
オーストラリア 35対15 ジョージア
日本 42対12 チリ
ウェールズ 32対26 フィジー
プール戦 注目の第2試合は
9月18日に行われる日本対イングランドでしょう。
これ以外のカードはどれも消化試合感がたっぷりと漂う対戦です。対戦相手には悪いけど。。
日本はイングランドかアルゼンチンのどちらかに勝つことが決勝トーナメント進む大きな条件ですので、出来ればイングランドに勝っておきたいところです。
もちろんイングランド世界ランク6位、同14位の日本よりも随分と格上なわけですが、日本は大きな舞台で強いですからイングランドにとって簡単な相手ではないはず。
是非日本には、イングランドの綻びを見つけて攻め入って欲しいものです。
プール戦 第2試合の全日程
対戦カード | 開催日 | 開始時間 |
フランス対ウルグアイ | 9月15日(金) | 午前7:00 |
ニュージーランド対ナミビア | 9月16日(土) | 午前7:00 |
サモア対チリ | 9月17日(日) | 午前1:00 |
ウェールズ対ポルトガル | 9月17日(日) | 午前3:45 |
アイルランド対トンガ | 9月17日(日) | 午前7:00 |
南アフリカ対ルーマニア | 9月18日(月) | 午前1:00 |
オーストラリア対フィジー | 9月18日(月) | 午前3:45 |
日本対イングランド | 9月18日(月) | 午前7:00 |
時間は全てニュージーランド時間です。
審判が試合時間を把握できない??
さて、ここで今回のタイトルにした、審判が試合時間を把握できない?という話題です。
この画像をご覧ください。
これは今大会のフランス対ニュージーランドの時のものです。
主審のヤコ・パイパーの左手首には腕時計がありません。
こちらは過去のヤコ・パイパーが主審を務めていたときのもの。
左手首には腕時計があります。
ということは、普段は彼は腕時計をしている、というわけです。
さて、それではなぜ、ワールドカップという大舞台で腕時計をしていないのか。
それは大会スポンサーであるスイスの時計メーカー・チューダーの意向によるものでした。
オフィシャルスポンサーの怒り
チューダーは2017年に、7年間の世界ラグビーのオフィシャルスポンサー契約を結んでいます。
過去のRWC2019では全ての審判に腕時計が配布されました。しかし、RWC2023では、その審判への腕時計の配布を行わないことにしたのです。
ええ??一体どういうこと??
と思うじゃないですか。
その決定理由とは、2019年に行われた大会での出来事に遡ります。
先にも述べた通り、チューダーはオフィシャルタイムキーパーというスポンサーとして、2019年のワールドカップでは全審判に腕時計を配布しました。
ところが、配布を受けた審判の一人が、その腕時計を売りに出したのです。
非売品の大会腕時計を売りに出したという行為にチューダーが怒り、今大会では腕時計を配布しないという決定をしました。
審判団の抗議
一応の条件として、オフィシャルの配布はしないものの、自前のチューダーの時計または競合ではないメーカーのガーミンの腕時計であれば試合に付けても構わないという提示を行ったそうですが、そもそもこの決定が大会前1週間に迫ったところで行われたことや、審判団がチューダーに抗議を行ったものの決定が変わらなかったことなどをうけ、アピールとして腕時計を着用をボイコットすることになったそうです。
これにより前代未聞の、試合中に審判が腕時計をしないという状況に。
審判は、試合時間の経過やイエローカードでの選手の退出時間などをTMO(Television Match Official)に頼ることになりました。
選手たちのプレーへの影響はないでしょうけど、なんだかスッキリしない顛末ですよね。
非売品を売りに出したのは良くないけど、それについては再発防止の対策を取るなどして、メジャースポンサーとして懐の大きいところを見せて欲しかったなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!